今の世の中に憂いを感じる

私のこのブログもそうだけど、SNS上ではみんな本名を使わない人が多いと思う。
芸能人をはじめ『芸名』でお仕事をする人も多い。
いつ頃からだろうか、今の世の中は外では本名を明かさないでいる方が良いと思えるシーンが増えてきた気がする。
別人になれる気がする、という以外にも、外で本名を出さないのには、ちゃんとした訳があるようだ。

子供の本名を他人に知られたくない
と、唐突に『本名』の話を書いたのは、今朝テレビで『THE TIME,』を観たからだ。
その中の『ヒット検証』というコーナーの今日の話題は『あなたの大事な「本名」を守る』というタイトルだった。
生まれてからずっと自分を表す『本名』は、集団生活をする上で互いを認識し合う大事なもの。
そして『お名前シール』や『名札』『名刺』などは、それを見たら『その人』だとすぐわかるとても便利なモノだ。
だから、持ち物にはお名前シールを貼り、名札をつけて登下校をし、名刺を持ち歩いて仕事に行く。
それが当たり前だったんだけど、子供の本名を他人に知られたくないというのが昨今の親の本心。
なので、持ち物に名前をつけないといけないのはわかるけど、つけないといけないというジレンマが生じる。
その悩みを解決してくれるお名前シールが今お母さん達の間で人気になっているそうだ。
その『お名前シール』は目を近づけて見ないと全く見えない工夫がされていて、デザインもおしゃれで可愛いので、大人でも使えそうだと思う。
名札にはあだ名を表記する
それから『名札』問題。
昔は登下校中もずっと名札をつけて外を歩きまわっていたけど、今は犯罪防止の意味からも、学校に着いてから名札を付ける学校が多くなったそうだ。
『どうしてそうしているの?』と幼い子供たちに聞いたら、みんな得意げに『泥棒さんが来ないようにするからだよ』と言っていた😅
(泥棒に『さん』付けしていて、それはいかがなものかと思ったけど、子供は本当に素直なんだなと思った。)
他には、自分の好きな『あだ名』で呼び合う『学習塾』や『会社』なども紹介されていた。
その学習塾では、互いのこともあだ名で呼び合い、互いの本名は知らないままなんだとか。
とある店舗の従業員も名札につけているのは『あだ名』で、名刺も『あだ名』。
本名じゃないので、逆に安心なのかもしれない。
今の世の中に憂いを感じる
そう言えば以前はタクシーやバスの運転手は車内に本名が提示されていた気がするけど、今は無い。
調べてみたら、それは2023年の8月から法律が変わっていたせいだった。
それまでは本人が乗務していることを証明するためだったけど、ネット上に無断で載せられてしまったり、その人を脅迫したり、個人情報を盗まれたり、悪用されてしまうケースが増えたためと思われる。
最近では名札にはイニシャルを表示するコンビニもあるらしいし、個人情報を守る対策があちこちで広まっているようだ。
本名を明かすことで何かから怯えて生きるより、自分の気に入ったあだ名で明るく生きる方が、それはそれでいいなって思ったけど、そんなことを気にしないといけない世の中になったことに憂いも感じてしまった。
それでは皆さん、今日もお疲れ様でした。
明日もいい日でありますように。
おやすみなさい^^!
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