私達の世代は新人類と言われました。
因みに、新人類は1960年〜1975年生まれでX世代にあたるそう。1960年生まれの私はぎりぎり新人類^^そして新入社員はZ世代です。こちらは1990年代後半から2012年くらいの生まれらしいですね。
家庭で言えば3世代同居。まさかこんな若い子と一緒に仕事をするなんて!
あと長くて5年、Z世代の彼女とうまくやっていけるのかしら^^;
「新人類と呼ばれた頃」
以前少し書いた電算機のことになりますが、入社当時はすべてにおいて、アナログからデジタルへの移行期だったのですね。
電算機の前の時代に活躍していたであろう、パンチカードと呼ばれる代物が事務所の片隅にあったけど、気がついたらもうどこにもありませんでした。
私はその機器には一度も触ることなく、新しい電算機のみと向き合ってきました。
入社前の春休み、兄の使っていたタイプライターで、今のパソコン入力の基礎となる英字の打ち方を勉強しました。タイプライターと言っても、電動じゃないんですよ。指で文字をギュッと押すと、選んだ文字がビュンってハンマーみたいに飛び出してきて、紙を叩いて印を押して印字するみたいな?^^;
全然わかりませんよね。すみません。
この自主練習のおかげで、新人類の私は入社すぐから電算機を扱えるので、先輩方々に驚かれました。何に驚くのかというと、文字をローマ字入力することです。この頃の私は、事務所の中がどんどんハイテクになって行く事を、何の戸惑いもなく自然と受け入れていたのですね。
思えば、当時は殆どの企業の定年が55歳。定年して嘱託になったおじさま方たちもいまた。正直、話が合わなくて大変でした^^;
今、私の会社の若い人達も、嘱託おばさんの扱いに困っているのかもしれませんね。
「Z世代はネット世代」
そんな自分の思い出はともかく、Z世代はやっぱりすごいです。
そんなこと、昭和、平成、令和時代を生で見てきている私が、あえて語るまでもありませんね。 彼らはネットの世界で育ち、ネットの世界の中でごく自然に生きており、SNS社会の中で、自由自在にネットを使いこなしながら生きているのです。
今の時代は、かつては新人類と呼ばれた私達には、到底理解しかねる世界で生きているのです。
例えば、スマホにアプリを入れる時のことを思い出してください。
カメラでスキャンして, インストールして、 ログインして、 IDとパスワードを登録して、 個人情報を入力して、決済の登録もして、などなど。
とてつもなく面倒な一連の作業を、彼らはまるで息をするかのように自然にこなしていくのです。
私はといえば、いちいち考えては悩みます^^;
スキャンはもう分かります!でも次のインストールで止まる。
思っていたのと違う画面が出てきて、慌てて一旦消す。
何度かやって、それはXで消せばいいんだってことに気がつき、完成するのに数時間かかる!
そもそもIDの登録にもいちいち悩むし、1番悩むのが、キャッシュの登録です。今だにスマホ決済の登録に二の足を踏みます。
そもそも、いつもニコニコ現金払いが鉄則だったのに、スマホで決済ってどういうこと?やっと慣れたと思っても、Z世代はもっともっと先を行ってます。
かつてタイプライターごときで目を丸くしていたおじさま方は、きっとこんな気持ちで私を見ていたのかもしれませんね。
「3世代融合できるのか」
それでも、まだまだいろいろ学びたい気持ちはあるんです。
無理だなぁと思っているから出来ないんだって、かつて子供にも言ったことがあるような?^^;
今のところ、仕事の継承は順調と思われます。でも嘱託の私をどう見ているのかは分かりませんし、聞きません。聞くのはちょっと怖いです。
できれば、もっと若い先輩から仕事を教えてもらいたかっただろうなぁと、勝手に深掘りして落ち込みます。
私としては、「世代に関係なく互いに尊重しあっていきたい」と思っていますけどね。
若いから、年寄りだからと相手を見下すのはいかがなものでしょう。仕事をしているのは生身の人間同士ですもんね。
やっぱり相手を思いやる気持ちが大切なのだと思います。
反面、「所詮は会社でだけの人間関係だし、あと長くても5年だし」と勝手に思い、深く関わらないようにしようとも思います。だって、思い入れが強くなると退職の日が辛いですもんね。
今、私の隣に来た新入社員は大卒ですが、留学などの事情により現在24歳。
息子と同じ年頃なので親近感もあるけれど、馴れ馴れしいのもいかがなものかと、接し方に正直悩みます。会社ではお互いに「一社会人として対等の立場」でいるのが理想なのでしょうね。
難しいですね〜^^;
世代の違いを乗り越えるには、新人類もZ世代も「優しい気持ち」と「学ぶ姿勢」が必要なのかなと、ちょっと思ったりします。
今日は少し真面目な私でした^^
「今日の学び」
そういえば、ちょっと前に、「ctrl」+「Z」で、前に戻る(取消)を書きました。
でも、戻りすぎちゃった時はどうするの?
それはですね、、、
「ctrl」+「Y」(取消の取消)なんですよね〜
あるもんです、やっぱり。
それでまた^^!