まったり人生
嘱託さんの学び日記
嘱託さんの四方山話

【清掃員さんの退職。私も心にしこりが残る】

弱い心には『鎧』をつける

私の職場ではトイレの清掃は清掃業者に委託しています。
全部でいくつあるのかな?
沢山あるので、大変だと思います。
でも、なかなか定着しないんですよね。

業務外の悩み

そりゃそうだと思います。

昔、「トイレの神様」という歌が流行りましたが、家のトイレならまだしも、人間、そんな素直な気持ちで他人の会社のトイレを掃除する気にはなれないと思います。

誰もがやりたがる仕事では決してないだけに、正直、この仕事に就いてくれる人には頭が下がりますし、心から有難いと思います。

でも、そうかといって、やっぱり仕事としてお願いしているので、やるべきことをちゃんとやってくれないと、どうしても『苦情』という形を取らざるを得ず、、、。

これが意外と根深い悩みです。
職場での悩みが本業以外って、よくあることですが、それが一番厄介なもの😣

年長であるが故

実は、この半年ほど前から清掃に来てくれていたのは、若い女性でした。
大人しく、黙々と仕事をしているようでした。

ところが、周りからチラホラと彼女の掃除の仕方についての苦情が私の耳に入ってくるようになりました。
「水が詰まっているけど直してくれない。」
「洗面の水垢が取れていない。」
「ダンクの蓋に埃が溜まってる。」
などなど、、、。

私に言われても、と思うのですが、私が一番年長で受付にいるので、担当と思われているのかな。
苦情係だと思われているのかも。
そうかと言って、他の人に押し付ける訳にも行かず。

でも正直、私は苦情は言いたくない気持ち。
なので、伝言みたいな感じで彼女に話をしました。
それが先週の木曜日です。

「なんか、水垢が取れていないところがあったそうなので、また明日確認してもらっていいですか?」
みたいに。

これが、厳しい言い方だったとしたら、私はもう何も言えない😣
気持ち的にもですが、もう言う機会もなくなりました。

と言うのも、そう伝えたのが、彼女と話した最後になってしまったからです。
翌日の金曜日、彼女は体調不良でお休み。
そして、今日は「彼女が出社できない事態になってしまいました」と、代わりに清掃に来た人から聞かされました。

つまり、「精神的」に病んでしまったと言うのです。

私は、
「そうなんですね、、、。」としか言えませんでした。

私も心に“しこり“が残るよ

ちょっと気になることが少し前にありました。

たまたま私に苦情を伝えてくれた人と立ち話をしていた時に、ちょうどその清掃員の人が通り掛かったことがあります。

「聞こえちゃったかな?」
と、私が心配してその人に言ったら、
「大丈夫と思うよ。それに話をしても『はい』ってその時はやってくれるけど、続かないんだよね。」
と、また苦情から話が逸れてしまったことがあります。

その人の言いたいこともわかるんです。
だからその時も否定も肯定もできない私でした。

一体、どう対応したら良かったのかわかりません。

他の同僚に、
「厳しく言ったのがいけなかったのかな」と聞いたら、
「そんなことないと思うよ。だって、仕事なんだから、やることはやって欲しいよね。」と言ってくれました。

でも、まだ若い人だっただけに、可哀想だったかなって、私の方にも『しこり』が残ってしまいました。

彼女のこと傷つけてしまったのだろうか、と。

ただ今私が思うのは、
何が原因で彼女が精神的に病んでしまったのかはわかりませんが、この先もいろんな人にいろんなことを言われるでしょう。

繊細な心を持つ人には、他人と関わる仕事は辛いかもしれないけど、だからこそ、『自分で自分を守る術を身につけて強く生きて欲しいな』と思う、嘱託おばさんです。

それでは皆さん、今日もありがとうございました。
明日もいい日でありますように。

おやすみなさい^^!

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おまけの一言

私も「繊細さん」なんだけど、なかなかわかってもらえません😣