高齢者の引越し、1人暮らしは他人事ではない

考えたくないけど考えてしまう

ゴールデンウィーク前のことです。
職場の人から、大先輩Rさんが引越しをすると聞きました。
「もうすぐ引っ越すから〇〇ちゃん（私）に言っといて」って頼まれたそうです。

Rさんは今年80歳となる高齢の女性で、『秘密の女子会』のメンバーです。

過去ブログ：【秘密の女子会で悩み相談】

驚いてラインをすると、
「そうなの。また遊ぼうね」と実にあっさりした返事^^;
（長い文章は苦手なようですが、80歳でラインができるのがすごいです。）

このゴールデンウィーク中に引っ越すと言っていたので、落ち着いたらまた女子会メンバーのMさんと3人で遊ぶ予定です🙂

伝言をしてくれた人は、Rさんが息子のように可愛がっていた人。
その人が聞いたところによると、
「今回の引越しは、同居する娘が母親であるRさんのことを思ってのこと」なんだそうです。

娘家族と同居しているRさんの家は2階建ての戸建て住宅でした。

数ヶ月前、Rさんが階段から転落し意識を失って入院したことがあったそうです。

そう言えば、前回会った時にそんな話をしていました。
「気がついたら病院だった」って😳
幸い、骨折はなく、打ち身だけだったので10日間ほどの入院で済んだそうですが、意識が戻ったのは2、3日後だったそうです。

そんな話から私が生命保険に入っていないっていう話になったんでした。
で、Rさんは保険が下りて嬉しかったと笑って話していましたっけ^^;

そんなことがあって、母親のことを心配した娘さんが、階段のないマンションに引っ越すことを決意。
それまでの戸建の家を売りに出したそうなんです。

さらに驚いたのは、それまでもそこそこ交通の便のいい町に住んでいると思っていたのに、さらにもっと便利な名古屋市内中心部へと引っ越したそうです。

新築なのか、中古なのか、そんなところまでは聞けませんでしたけど^^;

実はRさん。
数年前まではマンションに1人暮らしをしていました。
そのもうちょっと前まではご主人と2人暮らしでした。

ご主人が亡くなった頃、普段は元気だけど「1人はやっぱり寂しいよ」とこぼすことがありました。
よく私に「旦那さんを大事にね」とも😐

お孫さんが大学生の頃、下宿がわりに同居していた時期があり、その時は「自分も仕事があったし、おまけにお孫さんとの生活リズムが全然違うから疲れるわ」って言っていました^^;

そして、再び1人暮らしとなり、悠々自適かと思いきや、やがて娘さんがあまりに同居しようと誘ってくるので、引越ししたそうです。
娘さん家族的には1人暮らしの老親を心配してのことですが、最初はいくら娘とはいえ、婿も孫もいるので気を使ったそうです。

でも今は1人で何かあったとしたら、逆に娘に迷惑をかけるかもと思うと今はありがたいって言っていました。

元気なRさん。
同居後は得意の料理で家族の食事を一手に引き受けています。
まだまだボケたりしなさそうです🙂

さて、私だったらどうするだろう。
考えたくはないけど、この先どちらかが1人になることは間違いないです。

『歳をとったら田舎でのんびり暮らしたい』
って思う人も多い中、その真逆で、Rさん一家はそれまでよりそんなに遠くはないけど、都会の方へと引っ越しました。
その決断は、いろんな面で正解な気もします。

私も若い頃は田舎暮らしに憧れました。
野菜づくりをしながらのんびり暮らしたいとか、美しい自然に囲まれて静かに暮らしたいとかってね。

でも、慣れない土地で、慣れない畑仕事、そして周りは知らない人ばかり。
今の私にはきっと無理だと思います😣

それも1人でなんて到底無理だし、憧れだけでは生きていけません。

歳をとったら、やっぱり慣れたコミュニティーで周りの人と助け合いながら生活するのがベストなような気がします。

子供は子供、自分は自分だ。
ボケたらすぐにホームへ入れて欲しい。

と、R先輩の引越しの話から、自分の未来を少し考えた私でした。

それでは皆さん、今日もありがとうございました。
明日もいい日でありますように。

おやすみなさい^^！

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