映画『怪物』を観てきました
昨日は公園を歩き、汗びっしょり。
曇り空で油断して首を日焼けしてしまいました。
そして今日は一転、久しぶりに映画を観てきましたが、心は一気にシリアスに、、、😐
苦しい映画だったね
今日は映画『怪物』を観てきました。
監督:是枝裕和
脚本:坂元裕二
音楽:坂本龍一
久しぶりにシリアスな映画を観ました^^;
最近年甲斐もなく、アニメが主流になっていて、生身の人間(^^;)のは『ドクターコトー診療所』が最後だったような。
是枝監督の映画は『万引き家族』の印象が強く、今回もきっと現代に生きる人間の不条理が描かれているのだろう、と期待を抱いて観に行きました。
そして、本映画の私の感想は「苦しい映画だったね」となりました😐ハイ。
誰も殺されてはいないけど、、、
ジャンル的にはミステリー?それともサスペンス?なのかしら。
みんな被害者でみんな犯人という不思議な結果でした。
誰しも心に『怪物』がいる
大人も人間なら、親も人間。
人は誰しも自分の力では何ともし難いことに直面しながら生きています。
思えば苦しいことばかり。
憂うことばかり。
子供は親の心の闇を本能で感じ取ってしまうのか、親の不安も苦しみも悲しみも全部まともに受け止めてしまう、人間のたまご。
大人は子供より強い。
強いけど、弱い。
弱いけど、大人。
大人だから、頑張ってきた。
頑張ってきたけど、強くなれない。
強くなったと思っていたら、また打ちのめされる時がある。
そんな大人の元に生まれた子供、、、。
愛はあっても、思いはすれ違うばかりです。(悲😭)
誰でも怪物になる
「あなたは人間ですよね?」と、親が校長に問い詰めるシーンがありました。
無表情に「人間です」と答えるも、校長は、人の心を封印しなければ到底まともに生きていられない苦しさを、ぐっと胸の内に封印していました。
のちにその理由がわかるシーンでもありました。
そこに校長の心に潜む「怪物」が垣間見れました。
そして、主人公である2人の子供の親もまた、それぞれに悲しみや苦しみを持っていました。
親の心に潜む「怪物」が子供に襲いかかってしまったのか、、、。
心の傷は悲しみ、苦しみ、恨み、妬み、そして荒んでいくことで大きくなり、つまりそれが『怪物』となってしまうことなのかな。
映画の中では教師も友達も皆、「怪物」が潜んでいるようで、怖さを感じました。
だから人間は皆、心に『怪物』を持っているのでは?と感じさせる恐怖。
そうか、だからこれサスペンスなのか。
映画を観終わった後の旦那さんと私はしばらく無言で買い物へ行きました。
歩きながらやっと出た言葉が、ブログ冒頭の「苦しい映画だったね」だったのです。
人間ドラマとしてはとてもいい映画でした。
サスペンスとしてもよくできた映画でした。
あと、強いていうならば私の願い。
人は誰しも心に持っている『怪物』を、上手に心に仕舞い込む術を身につけて、平和で愛に満ちた人間らしい人生を生きて欲しいです。私もね。
ということで、次回は笑える映画に行きたいな、と思った次第なのです。
それでは皆さん、今日もお疲れ様でした。
明日もいい日でありますように。
おやすみなさい^^!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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