かつての後輩が会いに来るらしい。
(私にじゃないけど^^;)
私には職場で知り合った10歳年上の先輩(S先輩)がいて、今もちょくちょく会ったりしています。
73歳になった今も、現役の頃と変わらず後輩や友人たちの世話をやく優しい人です。
皆んなのお母さんみたいな人
定年後、5年間の継続雇用期間を全うして退職したS先輩は今73才です。
会社を去って7年以上が過ぎ、今は悠々自適の1人暮らしです。
私より10歳年上で、まだ私が20代後半の時にS先輩がいた今の事業所に異動したので、付き合いも35年以上です。
まさかこんなに長い付き合いになるとは思ってもいませんでした^^;
当時事務所で一番年上の女性でした。
、、、正直昔はちょっと怖いというか、厳しい印象だったので苦手だなぁって思っていました。
でも、規則やしきたりには口うるさかったけれど、世話好きタイプの性格だったからか、みんなから頼りにされるお母さんみたいな人でした。
例えば夜食にと、自前でおにぎりやサンドイッチを作ってきてくれたり、誰かの制服のボタンが取れたといえば、手慣れた手つきでつけ直してあげたりと、仕事ではなく、仕事以外のところでみんなの世話をしていたんです^^;
みんなのお母さんみたいでしたけど、彼女はずっと独身で子供もいない。
その分、近しい人に優しくできたのかもしれないですが、世の中そうじゃない人の方が多い気がします。
恩を忘れていなかった
ところで先日、S先輩とラインで話をしていたら、かつての後輩2人からラインがきたとのことです。
2人は今、東京の事業所で上司と部下の関係だそうです。
その2人が上司と部下の間で再開した時に、2人ともがそれぞれの『新入社員の時にS先輩にお世話になったという話』で盛り上がったそうな。
それで部下の方からある日、S先輩にラインがきて「今度愛知に行ったら会いましょう!」と話していたらしいのです。
S先輩はただの社交辞令だと思っていたらしいのですが、後日本当に日程を知らせてきたそうなんです。
「○日に出張で愛知に来るので、仕事が終わったら会いましょう。」と。
すごいなぁって思いました。
「お世話になったこと2人とも忘れていなかったんだね」とS先輩に言いました。
ちょっと僻みもあって、
「多分私のことは覚えてない気がする」とラインすると、
「そんな事ないよ」と言ってはくれましたが、多分覚えてないです😣
他人の世話をしてあげるほど、自分にゆとりがなかったですから。
年も性別も超えた信頼関係
ただ本当に2人はS先輩に会いたかったんでしょうね。
恩を忘れていなかったんだと思うと、なぜか私がちょっと嬉しい気持ち。
最近は時代なのか、仕事の人間関係は殺伐としていますから。(私の職場だけ?)
話すことといえば、毎日誰かの悪口が仕事の愚痴しか言っていない気がします。
誰かを信頼したり、頼り頼られつつの人間関係がなくなっているんです。
だから余計に深く関わりたくない気持ちになってしまっている今日この頃。
今更ながら、退職後も元同僚や後輩たちとのつながりを保っているS先輩、すごいなってしみじみ感じました。(私もその取り巻きの1人でもあります^^;)
先輩後輩とは言ってはいますけど、上司と部下の関係じゃないところがすごいって思うのです。
年も性別も超えた信頼関係が素敵です。
私は多分誰の面倒も見ていないので、誰にも慕われていない。
そんな自信だけはある、という虚しさを今からもう味わっています。
後はただ、残された自分の職務を全うするだけ、かな。
それでは皆さん、今日もお疲れ様でした。
明日もいい日でありますように。
おやすみなさい^^!
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