【50代男性のピアノ教室通いを知り、なぜかホッとした話】

オシャレおじさんの秘密

今日の職場ランチはまた50代後輩女子と食べた。

異動してきてまだ5ヶ月弱。
彼女がいつも一緒に食べている人がお休みの日は私が一緒に食べる、というのが定番のようになってきた。

彼女はよく自分の写した写真を見せてくれるのだけど、今日は彼女がある動画を見せてくれて、私は驚きと安堵の気持ちになった。

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職場のシャレおじ

その動画には、壇上でピアノを弾いている白髪混じりの男性の姿が映っていて、それを見ながら彼女が『これ誰だと思う？』と聞いてきた。

よく見るとそれは同じ建屋に入っている関係会社の男性のようだった。

『△△さん？』と聞くと、『その通り』と彼女が答えた。
そして『この前△△さんのピアノの発表会に行ってきたんだ』って教えてくれた。

△△さんとは、本当は私の会社の人で、今はその関係会社に出向している人だ。

年齢は52歳かそれくらいだと思う。

周りから『ちょっと変わった人』と見られがちなのは、サラリーマンぽくない風体のせいかもしれない。

なぜなら、彼はサラリーマンなのに、通勤姿はスーツじゃない。
毎日取っ替え引っ替えで服、鞄、帽子に靴を身につけてくる。
髪の毛は癖毛なのかパーマなのか、長めの白髪ヘア。顎髭も少々。
知らない人が見たら、絶対お堅い会社の社員とは思わないだろう。

本人に『いっぱい服持っているんだね』って、聞きたいけど聞いたことはない😅

以前、親しい筋から聞いたところ、彼は『古着』を好んで着ているそうだ。

でもその着こなしは独特でセンスがとてもよく、街を歩けば絶対目を引くと思う。

だから私は彼のことを『オシャレおじさん』（シャレおじ）と思っている🙂

性に合わない仕事

ただなんとなく私が彼を見て感じていた子とは、『絶対サラリーマン気質じゃない』と言うことだ。

だから彼がピアノを弾いている動画を見ながら『良かったわ〜』って思った。

あのファッションセンスは『ただ者じゃない』って思っていたのは当たっていたのだ。

私の会社はお堅い方だと思うので、彼には窮屈なんじゃないかと勝手に想像していた私。

本当は『芸術家』とか『デザイナー』とかの分野が向いているんじゃないかと思うのよね。

そんなオシャレおじさんは、聞くところによると、もう20年近くピアノを習っているのだとか。

そんなに長く習い続けていると聞いて、だから彼は性に合わない仕事でも我慢できているのかなって、ホッとしたのだ。

20年の間に他県へ転勤とかもあったのに、赴任した先々でちゃんとピアノを続けてきたわけだし、本当にすごい。

秘密の趣味

でも、本当にこれっぽちも彼がピアノを趣味としているとは知らなかったなぁ。

自分のプライベートな分野だからね、彼みたいなシャイな人はなかなか自分から話すことはないだろう。

もしかしたら『秘密』なのかもしれない。

後輩女子も私が他人に広げないと信頼しているから動画まで見せてくれたのだろうか。

多分これからも職場で『オシャレおじさん』に出会っても、いつものようにちょっとふざけた挨拶をするだけだと思う。

でも、ピアノのことを知ってしまった私はこれからは心の中で『本物のオシャレおじさん』って思うだろう😅

それから私は、彼が『会社員という錘』を外した後、一体どういう生き方をしていくのかが気になる。

その時こそ、彼の個性が爆発して自由になることを願っている。

おまけの一言

って、勝手に彼がいかにもサラリーマンであることを苦痛に思っているふうに書いたけど、意外と会社員であることに満足しているのかもしれない。

みんな『意外な一面』を持っているだけのことかな。

あ、私のブログもか、、、😅

それでは皆さん、今日もお疲れ様でした。
明日もいい日でありますように。

おやすみなさい^^！

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