お盆にはご先祖様が帰ってくるの?🙂
お盆はご先祖様が帰ってくる。
そういう事を子どもの頃に学んでいなかった私です。
お盆やお正月に両親の田舎へ帰るのは、おそらく大変お金のかかる事だったのでしょう。
田舎へ行くのは数年に一度くらいだったと記憶しています。
私が子供の頃のお盆の思い出は、数回しかなかった帰省の時のみなのです。
<帰省のしきたり>
お盆でもお正月でも、田舎へ帰ると、
帰省をした時は、何よりもまず先に仏壇にございさつ。
そして、お墓参りに行かされました。
父の実家でも、母の実家でも、必ずです😐
そして、ご先祖様へ手を合わせる。
そういう事を田舎へ帰った時には、親に促されてしていました。
理由は誰も教えてくれません。
ただただ、それが『あたりまえ』の事と感じ取っていたからと思います。
きっと私が神童だったら、「なんで?」って聞いていたでしょうね。
(神童じゃなかったなぁ〜😅)
その後、
大人になって、社会人になって、結婚して、同居して、
数え切れないほど、事あるごとに、
ご先祖様へ手を合わせて来ましたが、
身内を失うまで、それを実感とすることはありませんでした😢
<お義母さん流、お盆のお勤め>
今も、我が家ではお盆が近づくと、
ぼん提灯を出し、お花とお供えを用意して、
お寺の住職さんにお経をあげてもらいます。
でもお義母さんは生前、
ご先祖様をお迎えする準備をもっとちゃんとしていましね😅
部屋に新聞紙を広げて、仏具を出し、
せっせと磨いていた姿を思い出します。
馬に見立てた、きゅうりやナスももちろん用意して、
(今はパックになって売っていますね^^)
仏様の為の御膳もこしらえていました。
14日の夜には、
「仏様は今から買い出しに行くから」と言って、
この日は仏様の3食の御膳の他に夜食も作っていました。
お坊さんも毎年お経をあげにきてくださいますが、
お盆ばかりは大忙しなのか、
お経をあげたらお布施を持って、さっさとお帰りになるのが通例でした^^;
なんと、このお坊さん、
私が嫁いでから、3代目が来るようになりました(O_O) (また、歳を感じる😢)
そして、お義母さんは、13日から15日までの3日間、
仏様(ご先祖様)のお世話と、
ゾロゾロと集まってくる我が子と、その子供たち(孫)の世話で大忙しでした。
<生きてる人が大事>
おばあちゃんは、この3日間、
『産まれてすぐに亡くしてしまった我が子』と、
近所で人気者だったけど『若くして亡くなった旦那様(お義父さん)』が、
あたかもそこにいるかのように生活していたのですね。
言葉ではなく、その『お義母さんの生き方』から、いろんな事を教えてくれました。
そして、そうして亡くなった大切な人を思いつつ、
お義母さんがいつも言っていたこととは、
『生きてる人が大事』ということです。
女手一つで必死に子育てをしてきたお義母さんが、
自分を奮い立たせる言葉、信念そのものだったのかなと思います。
そして、お盆が過ぎるとまた、いつもの『肝っ玉おばあちゃん』に戻っていましたね😀
私は、未だに全然出来てない「ダメ嫁」で、
60歳を超えた今でも、同居していた頃から全く成長していないのですが、
こうしてお盆には毎年お義母さんを思い出します。
また来年帰って来てね👋🏻
それでは皆さん、明日はいい日でありますように。
(各地で大雨の被害があり、心が痛みます。明日はいい日でありますように。)
おやすみなさい。
それではまた^^!