昨日、美容院のスタイリストとの話の中で、
「うちの両親が今夫婦喧嘩中で、かれこれ10日間くらい会話をしていないんです。」とのこと。
どうやら、新しく買ったTVの設定が上手く出来ず、説明を「聞いた」「聞いていない」が事の発端らしいのだが、
彼女も今となっては、その場にいなかったせいもあり、よくわからないらしい。
「どちらも引かない頑固な親を持って大変だね」と私は笑って答え、
「でも、仲がいいからそうやって我を出せるんだよね。でなかったら、とうの昔にどっちかが逃げてるよ^^;」と続けた。
「そうですよね〜、父も頑固だし、母も父に何を言っても伝わらないから、私はもう諦めてるんですよー。」だそうです^^;
70歳オーバーの親の性格なんて、もう変えられないしね。ということらしい。
そういえば、今年流行した言葉の中に、「親ガチャ」というのがあった。
スタイリストさんの話を聞きながら、昔の自分を思い出していた。
思い出していたのは自分の「父親」のこと。
子供の頃の父親は、まさに昔ながらの「亭主関白」だった。
だから、母は本当に大変だったと思う。
父は時代のせいで職を失い、学歴がないので、仕事を選べなかった。
だから転職を何回かしたし、仕事を求めて田舎から引っ越しもした。
そのせいで、母は私が物心ついた頃にはすでに3人の子育てをしながら働きに出ていた。
(結婚当初は父が割と稼いでいたみたいなので、専業主婦だったらしい。)
両親で働いても、正直、生活は楽にはなれなかった。
(私は幼かったので、「苦労知らず」で良かった^^;)
でも、貧さゆえか、時々母に辛くあたる時があって、時に喧嘩になっていた。
そんな両親の姿を見た時は本当に悲しかった。
その光景を強烈に覚えているが、思い出したくないことでもある。
父も焦りや情けなさもあったんだと、今は思う。
思うけど、喧嘩をしている時は「こんな親は嫌だ」とも思った。
それもこれも、お金がないからだと思った子供の頃の私は、「お金持ち」の子供に生まれたかったと思ったものだ^^;
中学生頃にもなると、流石に周りとの「格差」にも気がつき、「恥ずかしい」気持ちも芽生えたけど、喧嘩をしている時以外は「こんな親嫌だ」とは思わなかった^^;
それは普段は両親は私たち兄弟を「信頼」してくれていたせいだと思う。
「お金はないけど、愛情はたっぷり」だったわけだ。
「親ガチャ」なんて言う言葉は、もちろん当時にはなかったこと。
「お金持ち」の家に生まれたかったなぁ、なんていう気持ちは、今言うならば、「親ガチャ失敗」の意味も含んでいたかもしれない。
自分がどこの、どんな親のもとに生まれるかは神のみぞ知る、
まさに「運命」。
でも、自分で稼ぎ生きる力を身につけてからのちが、本当の自分の人生。
誰かに依存せず、でも誰かと助け合い、誰かに支配されず、未来は自分で決める。
そう、大人になったら、「ガチャ」なんてないのだ。
大人になったら親のせいになんかしちゃ、ダメだよね。
親のせいにしたり、社会のせいにしたり、誰かのせいにしたい気持ち、
わかるけど😅
かの、スタイリストさんの、ちょっとした世間話のつもりの「親の愚痴」。
彼女の親同様、「頑固」な私の心にグサっときて、
さらに自分の親のことまで思い出してしまったわ^^;
時々、今でも子供の頃に見た夢を思い出しては、自分で笑えることがある。
「このデパートの物、ぜーんぶ自分の物になる。
そして、家に持って帰れなくて、どれにしようか困っている私。」という夢でした😅
それでは皆さん、明日もいい日でありますように。
おやすみなさい。
ありがとうございました^^!