ある契約社員を見送って思う
日本の企業の多くは、9月末日の今日は半期決算の締め日です。
決算に関わる業務の人は、いつもの月末よりもっと忙しいと思います。
かく言う私もです。
そんな月末の今日、1人の契約社員さんを送別しました。
<薬剤師さんの退職>
本決算の3月末と9月末は、毎年残業となります。
そして翌月、4月と10月の締めといわれる、請求事務と支払い事務に追われます。
日常の仕事に加えての請求と支払い事務なので、正直、過酷😭
でも今日は日中、1人の契約社員の最後の日でもありました。
契約社員ですが、実は年齢はもう70歳を過ぎている方(男性)です。
その方は「薬剤師」という、特別な資格をもち、10年程前に契約社員として再就職してきた方なのです。
とにかく優しくて、穏やかな老紳士の薬剤師さんです。
みんな「〇〇先生」と呼んでいました。
年齢のこともあって、辞めることを決めた先生に、
私は心から「残念ですね。」と言いました。
先生は、
「もう70も過ぎたからね。でも最近休みをもらって気がついたけど、やっぱり毎日が休みだと、駄目だね。仕事していた方が気持ちがしまるよ。」
との事。
深いなぁ、、、。
70を過ぎてのんびりしたい。そんな気持ちも覗かせながら、でもまだやれる。
それは確かなことと、自他ともに思っています。
まだやれるけど、区切りをつけたんでしょうね。
いろいろな思いがあっての現役からの卒業です。
<強みを身につけるべし>
先生は「薬剤師」という資格が強みで、今の会社に迎えられました。
私は何も資格を持ってないので、もし今の会社を辞めてしまったらら別の会社で契約社員になれるという「強み=資格」がありません。
私の「強み」って、なんだろう?
思えば生まれてからの今まで、勉強という面では本当に『のほほん』として生きてきた気がしてなりません。
簿記や社会保険労務士、今の時代ならIT関連パソコンスキルなど、
資格を取る勉強をしておくべきだったと思う次第です😢
子どもができてからも、勉強して資格を取っている女性はいっぱいいます。
けれど、自分は会社に入れたことで、もう「安心」してしまったのですね。
自分には何も無い(強み)がないことに気がついていなかったのです。
<亀の甲より年の功>
もし、また人生をやり直せるのなら、
もっと勉強しよう!
勉強して、何か強みを身につけよう!
勉強していたなら、会社を辞めても、辞めなくても、
自信を持って生きていけるのかな?
そんなことを思いました。
人生、学歴、資格だけが「強み」ではないとは思うものの、
ちょっと何か物足りない気がするものなんだなぁ、、、。
さて、今日卒業された先生への「おはなむけ」として、
職場の有志でお餞別を送りました。
趣味がゴルフと行くことで、幹事の若者がゴルフボールを用意していました。
年の功で、私ができることは、花束の用意です。
(やっぱり、そういうところに気がつくの😅。)
ということで、お花の用意を買ってでました。
優しい先生のイメージはやっぱりパステルカラー。
お花屋さんへリクエストしたのですが、想像以上にピンクが濃くて可愛らしい!
毎日先生のためにお弁当を作っていた奥様へのプレゼントみたいです。
喜んでいただければ幸いです♪
それでは皆さん、明日もいい日でありますように。
おやすみなさい。
それではまた^^!