まったり人生
嘱託さんの学び日記
老いを考える

【母が補聴器をつけるかも② 残りの人生をストレス無く穏やかに】

今日は母のところへと会いに出かけました。

今月始め頃に、母は自ら耳鼻科に行き、耳の聞こえの相談をしたところ、
「試しに補聴器をつけてみましょう」という話になりました。

よろしければ、前のお話はこちらです。

補聴器を試してみるにあたり、「最初の診察には身内が来てください」と言われたそうで、それが21日(月)のことで兄が付き添って行ってくれたました。

それで今日はその補聴器の様子も知りたくて、いつも行く喫茶店へと出かけました。
外では肌寒いですし、施設内には入れない。
まだまだコロナで不自由な面会です。

杖と私の手繋ぎでソロソロとお店に入る母。
「ますます足が弱ってきてね、、、今日は散歩も行ってないし。」と言います。

ふと母を見ると首から『補聴器』がぶら下がっています
母は今週から補聴器をつけている、、、はず。
なのに、首にかけているって、、、^^;
落とさないように、自分で紐をつけたところは用心深くて良いことですけどね。
さらには左右がすぐに判別できるように、右側の紐に印もつけていました。
少々物忘れが激しいと自覚しているせいか、忘れないための自分なりの工夫。
いろいろ感心します。

席について早速、
「補聴器つけないの?つけた方がいいんじゃない?」と聞くと、
「なんかね、聞こえ過ぎるのよ。新聞のガサガサする音とか、いろいろ聴こえてきて、、、。」
「そうなんだね。きっと調整できるはずだから。今はお試しだから、まずつけてみることが大事だよ。」
「聞こえ過ぎるからね。」(って、こっちの声がやっぱり聞こえてない^^;)
「今、つけてみたら?」と促しすと、やっと右耳だけつけていました。
一応かえる時まではつけていたようで、今日のノルマは達成したのかな^^;

両耳つけると本当に聞こえ過ぎて嫌なのかもしれません。
あんまり無理強いもよくないかなと思いました。
やっぱり焦りは禁物で、短気は損気です。

「でもさ、新聞の音や、本をめくる音って、普通なら聞こえるものだから、補聴器つけて本来聞こえていた音が聞こえるようになったってことだから、良いことなんじゃない?」
「そうだね。テレビもね、今まで40とかで聞いてたからね。」
「40! それは大きいよ。」
「寝るときは35くらい。」
「いや、それも大きいって。^^;」
と、半ば笑い話。

どうやら今は病院の補聴器をお試しで借りていて、1日にどれくらいつけたとかをノートにつけて、それを次回病院へ持って行くそうです。

まだ平均すると1日1時間くらいしかつけてないそうです。
これは先が長い^^;

それでも、『つけてみなくちゃ』という気持ちがあるところが、自分の親ながらすごいなぁって思うわけです。

同じ施設に住む人の中には、
「そんなのつけない方がいい。私はつけない」と言う人がいるそうです。

その人は母よりももっと耳が遠く、耳元で大きな声で話さないと聞こえないそうで、日頃は人と話すことも少ないそうです。

自分の経験からのアドバイスなのかもしれませんが、せっかくやる気になっている母には有り難くないアドバイスだなと思ってしまいました。

聞こえの悪い人と話す時って、こちらも大きな声を出さなくちゃいけなくて、仕方ないとは思うものの結構気を使います。
もし補聴器で滑らかな会話ができるのなら、それに越したことはないです。

私が心配しているのは、聞こえ過ぎて逆に体に不調が出てはいないかってことです。

母に聞くと、それは無い、と言うので、あとは音量の調整と慣れなのかなって思います。

焦らず使い慣れていってくれると良いなって思います。
やっぱり聞こえるべきものが聞こえる方が何かと安心だし、安全です。

逆に母の心配しているのは、今は病院の補聴器を無料お試しで借りているけれど、いざ買うとなった時のその値段のようでした。

ま、その時は私が出すよと言うと、「そんなこといいから。」と言われちゃいました。(でも、出すつもり。)

さて、今日初めて補聴器を手にしてマジマジと見てみました。
本当に今の補聴器は小さくて、軽くて、使い勝手は良さそうに思えました。
あとは高齢の母が使いこなせるかにかかっているわけです😐

以前、頑張ったけど最後はスマホを嫌がった母。
補聴器は果たしてどうなるかしら。
たまに諦めが早い母なので、、、。

自分に合うように聞こえ方を調整するには時間がかかると思いますが、一度身につけば一生ものだと思うのです。

残りの人生を少しでもストレスなく穏やかに過ごしてもらいたい。
そう願うのみなのです。

それでは皆さん、今日もありがとうございました。
明日もいい日でありますように。

おやすみない^^!

最後までお読みいただきありがとうございました。
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