まったり人生
嘱託さんの学び日記
嘱託さんの四方山話

【あれは、つくり笑顔だったのかな。】

頑張ってとは言わない。
ただ、プレッシャーに負けないで欲しい

数年前まで同じ事業所で働いていた、まだ30代の男性のことですが、ちょっと心配していることがあります。

転勤先でどうやら『うつ病』を患ってしまい、この3ヶ月ほど自宅療養をしていると風の噂で聞きました。

一言で言うなら、彼はとても明るいムードメーカー的な存在の男性でした。
とはいえ、別の事務所だったので一緒に働いたことはありません。
でも廊下で会った時や、飲み会の時に会ってもいつも明るいし、人懐っこく話してくれるたので、私も親しみを感じていました。

年上の人には甘え上手で、後輩に対しては気さくなお兄さん。
いつ会っても笑顔だし、元気だし、性別年齢に関わらず誰とでも親しげに話ができる好青年でした。

転勤が決まった時には、
「自宅から近くなるから通勤が楽になるし、家族との時間もたくさん取れる」
と喜んでいました。

なのに、そんな彼がどうしてうつ病になってしまったのか全くわかりません。

何しろいつも笑顔で元気だったので、ストレスには強いタイプなのかと思っていましたから。

「何があっても笑顔があれば切り抜けられる」
世の中そんなに甘くないんだなぁって思ってしまいました。

噂では、今まで全くやったことのない分野の仕事を任されてしまったのが原因だったと聞きます。

それもリーダーとしての異動だったから相当プレッシャーだったのかなと思います。

もちろん、原因はそれだけではないとは思うけど、、、。

噂を聞いてから、彼と仲の良かった同僚の男性に様子を聞いてみました。

「本人は自分ではおかしいって気が付かなかったらしい」
そしてさらに、
「奥さんが、『最近変だよ』って言うから病院へ行ったんだって。」

『いつも元気』とは逆に、『いろんなことを我慢して隠していること』なのかも知れないです。

それにしても、いきなりリーダーかぁ、、、。
確かにプレッシャーです。

それは上司の彼に対する期待を込めた『大抜擢』だったのかなって思います。

その期待に応えようとすると、余計にプレッシャーを感じてしまったのかどうか、、、。
これはもう本人にしかわかりませんが。

ただ、皆んなが皆んな、リーダーになりたいわけじゃない。
何をするにも、向き不向きがあるのかなと思います。
リーダーになりたがる人がリーダーに向いているとは限らないし、その逆も然り。

それに、責任感が強かったり、真面目すぎたり、完璧主義だったりする人が、知らない分野の仕事でリーダーになるって、相当なプレッシャーだと思われます。

彼は仕事はできるけど、リーダータイプじゃなくて、リーダーを支えるタイプだったのかも知れないです。

噂では今月から時短で出勤し始めたそうです。
その様子を見た人が、
「相変わらず人当たりの良い明るい感じだった。」と言っていました。

あんまり無理しないでほしい、と思う私です。

転勤する時に「頑張ってね」と言ったけれど、今となってはちょっと後悔しています。

「頑張れ」って、心を病んでいる人には禁句だそうです。
だから、彼が病んでいるとは知らなかったとはいえ、失敗したと思うのです。

「頑張れ」って、自分に向けて言う言葉なんだって。

Twitterで見つけた言葉ですが、もっと早く知りたかったなぁ。
60年以上も生きてきて、何度他人にこの言葉を投げかけてきたことか。😣

これからは、挫けそうになった時の自分にだけ『頑張れ』と言おうかなって思います。😐

そして、彼がいつか自分自身に『頑張れ』って言えるようになったらいいなって思うのです。

それでは皆さん、今日もありがとうございました。
明日もいい日でありますように。

おやすみなさい^^!

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<おまけの話>

「がんばれ」
は自分に向けて言う言葉
他人に向かって
言う言葉じゃないよ

Twitter : じゃどさん