『バツ1』は新しい人生を歩んだ証
旦那さんとテレビを見ていたときのこと、ふと旦那さんが言いました。
「『バツ1』って言葉がなんか引っかかる。」
とのこと。で、私も、
「わかる気がする」
と答えました。
でも、それは『偏見』からくる気持ちかもしれない。
と思って、ちょっと言葉の語源から調べてみました。
本人が自分の未来の為に『バツ1』を選んだ人は、むしろ明るい言葉になっているのかも。
『バツ1』された側はちょっと後ろめたいかもしれないですが、どちらにしても『バツ1』の人が前を向いて堂々と生きられることが一番大事。
大なり小なり傷ついた心を『バツ1』と言えるようになっていたら、前を向いて歩んでいる、と周りは見守っていればいいのかな。
バツ1の語源
『バツ1』の語源を調べてみたら、なんと『明石家さんま』なんだそう😳
1992年9月、明石家さんまと大竹しのぶが離婚。その際、さんまが記者会見で「額に『x』を記した」ことから浸透し、後に『現代用語の基礎知識』1993年版の若者用語として掲載された。
wikipediaより
お笑い芸人の力ってすごいですね。
当時は私も32歳という若さ。
なんの疑問も抱かず笑って受け入れていた言葉です。
多分、他人事だったから?😣
昔は離婚が悪いことのような風潮もあったので、特に女性には生きづらい環境に陥る人も多かったと思います。
実際、当時の現場に途中入社したパートの女性は離婚して女手1つで子供を育てている人でしたが、心無い一部の男性職員から、からかわれてしまい、すぐに辞めてしまいました。
つい、3、40年ほど前は、そういう『差別意識』が普通にあったんだなぁって思うのです。
(もちろん、今でも完全になくなってはいないけど😢)
だから、明るく笑って離婚したさんまが、離婚をあっけらかんと明るく表現したのは素晴らしかったのだって、改めて感じました。
そして大竹しのぶのことを決して悪く言っていないところも男気があってカッコよかったし、いい離婚の手本みたいでした^^;
離婚したことが決して負の選択ではなく、人権を取り戻す選択だったのなら、何んら恥じることもないですもんね。
それが互いの幸せの為なら、いい選択なのです。
その言葉で決めつけない
どちらかが苦しい思いをする結婚なら、解消方がいいに決まっています。
だから『バツ1』という言葉は、離婚のハードルを下げてくれたし、離婚経験者に向けられた厳しい目が多少は緩和された気がします。
でも、まだまだマイナスイメージは拭いきれない😣
それが『なんか引っかかる』気持ちからです。
私も職場の人や近所の人、親戚にだって離婚や再婚の人がいますけど、理由は聞きづらいです。
でも本人が自分から「バツイチ」と言ってくれたら、
「あ、吹っ切れてるのかな」
って思えるので、その人に対してはマイナスイメージを捨てられそうです。
どういう理由で離婚したのかなんて、よほど親しい仲じゃない限り本人には聞けないですけど、一度理解したら、もう理由なんて聞かなくていいかなって思います。
そして、『離婚』とか『バツ1』とか『再婚』とかいう言葉に『ん?』って一瞬立ち止まる感情がありますが、それらの言葉に『偏見を持たない』ようにしたいです。
意外とあっけらかんとしている
とはいえ、令和となった今の時代は『バツ1』をあっけらかんと言う人が多くなった気がします。
『元カレ』『元カノ』という言葉もですが、『元夫』とか『元妻』とか『元嫁』。
そんな言葉が飛び交い、笑いも誘う世の中。
こんなあっけらかんとして言えるなんて、昭和の私にはまだ戸惑いはありますが、芸能人や他人のことだから言えること?
私の周りにも離婚した人、再婚した人、もちろんいますけど、あえてその話には触れない猪が大人のマナーと思ってあえて聞いたりはしないです。
でも、意外とあっけらかんと自分から話す人も結構いて、それはやっぱり若い人たち^^;
例えば、去年入社した派遣さん。
まだ30代半ばの彼女は子連れで再婚した人です。
別にこちらから聞いてはいないのですが、雑談で話をした時など、本当にごく普通に
「元旦那が〜」
とか話し出すくらいあっけらかんとした人です。
で、話を聞きながら、心の中で(あ、再婚なのね。)と察知していきました。
そして、彼女は子供が2人いて、下の子が今のご主人との子供なのね、と認識していきました。
そんなあっけらかんとした彼女ですが、あっけらかんと話す彼女を私は素敵だと思うのです。
やっぱり、堂々と生きている人は素晴らしい。って感じです🙂
結婚も人生の証なら、離婚も人生の証。
と、まとめたところで、それでは皆さん、今日もお疲れ様でした
明日もいい日でありますように。
おやすみなさい^^!
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