まったり人生
嘱託さんの学び日記
老いを考える

【母が断捨離と終活をはじめました】

パソコンとプリンターの処分に悩む

スマホを諦めた母ですが、若い時は好奇心が旺盛だったと記憶します。

何がきっかけだったのか、仕事で使うわけでもないのに、ワープロを買って練習していました。

多分、流行っていたから^^;

とはいえ、ワープロができてもそれを活かす場もないまま、年月が過ぎ、母は男並みに働いて私達3人を育ててくれました。

やっと子ども達が独立し、夫婦2人でのんびりできるかと思う間もなく、今度は父の発病、そして介護がはじまったのです。

父の『特別養護老人ホーム』への入所と共に、母は同じ建物内に併設されていた、『自立型の高齢者福祉施設』に入所しました。

当時、父のパーキンソン病と共に認知症も進行し、ついには寝たきりとなり、母1人での介護は限界でした。

そんな限界を救ってくれたのが今の施設です。

部屋は別々とはいえ、同じ建物内。
父はプロの介護を受けることができ、母はやっと好きなことができる時間ができました。

そこで買ったのがパソコンでした。

そのパソコンを使って、自分で撮った写真を自分で印刷したり、年賀状を作ったりしていました。

入所時まだ60代だった母は、施設の中では若い方でした。
パソコンが使える人も少なく、珍しがられたみたいです^^;
時には印刷を隣人に頼まれることもありました。

パソコン以外にも、畑をやってみたり、施設でのサークルで陶芸をやってみたり、それまでやりたくてもできなかったことに積極的に取り組んでいました。

その傍ら、私が仕事が忙しい時には家まで息子の面倒を見に来てくれたり、思い出すとキリがない。

本当に母は凄いな。
そんな一言ではすまないくらい。

さて、長くなるので母の苦労話しはこの辺で^^; (私じゃない)

コロナのせいですっかり弱気になっている母は今、いっとき落ち着いていた『断捨離』熱が再燃したようです。

先日は「パソコンを処分したい」と言い出しました。

新聞の広告に『無料でパソコン回収』とあるのを目にしたのがきっかけのようです。
母の部屋でしばらく物置となっていたパソコン。インターネットは大分前に解約しています。
「これをなんとかしないと」と、ずっと思っていたところでの、この広告。

それで私に、「出してくれない?」と相談してきたのです。
私は、
「それ、よくわからないから、お兄ちゃんに処分してもらったら?」と言いました。

正直、本当によくわからない。
1番わからないのは、データの消去。
『無料で回収、データも消去』
うたい文句は似たようでも、実際問題、本当に信用できるのかが不安です。

そこで、幸いにというべきか、パソコンに強いと思われる兄に預けることを提案しました。
身内なら、安心🙂
兄ならきっとなんとかしてくれるであろうと。

後日、母に聞いてみたら、兄が引き取っていってくれたと言うので、一件落着❗️

かと、思いきや。
今度は「プリンターを処分したい」と言うではないですか😳

そりゃそうよね。
パソコンとプリンターは夫婦のようなもの。
2コイチですよ、普通^^;

でも、なんでいっぺんに兄に言わないの〜って言いそうなのをグッと堪えて、
「わかった、それは私がなんとかするよ。」と返事をしました。

で、昨日会いに行き、プリンターの話をしましたら、
「あ、なんかここ(施設)に聞いたら、不燃ゴミの袋に入る大きさなら処分してくれるって言うから入れてみたら、入ったの。で、持って行ってくれたよ。」と言うことでした。😳

母にとっては、重いし、大きいしで、自分では不燃ゴミの袋には入れられなかったけど、施設の人が手伝ってくれたそうです。

自治体によりけりですが、プリンターは大体大きさによって処分方法が違ってくるそうです。

思い立ったら止まらない、せっかちな母ですが、自分でなんとかしようとする姿勢にはいつもながら感服します。

でもなんだか、、、
最近母の口からは、この片付けが『断捨離』ではなく『終活』という言葉に代わってきていることが、なんだか悲しいです😭

そんな努力して欲しくない。

『断捨離』と『終活』どちらも私には心地よい響きに聞こえません。

『心地よく生きるための整理整頓』
くらいではだめですか?

「好きなものは捨てないでね」とだけ言っておきましたが、耳が遠い母には届いたかどうか、、、。

施設の側の大きな栗の木
栗の季節はすでに終わっていました。残念^^;

それでは皆さん、今日もありがとうございました。
明日もいい日でありますように。

おやすみなさい^^!