五木寛之さんインタビューの続きがあります。
遺品整理に苦労する
五木さんがいう「捨てない」は単に身のまわりのモノのことではなくて、『過去』『仕事』『心』をひっくるめて『モノ』なのですね。
モノをどうしても捨てられないという気持ちは、決して後ろ向きなことではなく、道理がちゃんとあるのです
ハルメク 3月号 インタビュー 五木寛之さん
と、捨てられない気持ちを後押ししてくれます。
でもね、モノが増えていくことには確かに問題がある😐
旦那さんは、過去にお義母さんの『遺品整理』に苦労したので、同じ思いを子供には味あわせたくないと思っています。
その思い、私もわかります。あの時は本当に大変だったものね。
私の母も「片付けないと迷惑かける」と言っているのは、やっぱり、私たち子供が『後始末』をすることをわかっているから。
母自身も、今の高齢者施設に入所する際、随分と荷物を整理しました。それでも、またモノっていつの間にか増えている😣
そんな母は、今でも時々、『断捨離』に目覚めてはちょこちょこモノを捨てています。そして、勢い余って「捨てなきゃよかった〜」と思うモノもあったりして、後から嘆くこともあります^^;
元気=やる気=生きる気力
そんな母も、だんだんと「やる気」が減っている。
コロナ禍で外出が不自由な為、足腰が弱っています。
食事は施設で3食でるけれど、元気な頃は、『料理は脳トレ』にもなると言って、3食の内1食は自分で作っていた。
でも最近はどうやら「やる気」がなくなったよう。
そうすると、キッチンに調理道具は不用となる。それに気がついた母は、炊飯器や鍋、食器を手放した。
狭いキッチンスペース、少しはすっきりしたのかな?(この2年、部屋に入れず😢)
でも、その代わり新たに買ったものがあるそうだ。
それは、ラジカセとCD。
以前持っていたラジカセはちょっと大きめだけど、レトロなデザインで、壊れた後もそのままインテリアになっていた。
というとカッコいいけど、実際はちょっとした物を置く台になっていた。
最近新しいラジカセと好きな歌手のCDを買って部屋で1人、大きめ音量で聞いているそうだ。(ちょっと耳が遠いせいもあり、、、?)
私はその話を聞いてちょっと嬉しい気持ちとなった😊
新しモノを買おうという「気持ち」が明らかに母を「元気」にしているからだ。
高齢者にも楽しみがないとね。
手放すことを、どこまで考えればいいの?
それにしても、新しくモノを買うときに、『捨てる時のことも考えないと』、、、って、虚しいね。
昨年、旦那さんが久々に始めた『ベランダ花壇』の時もそう。
マンションなので、土を買って運ばなくてはならず、さらにプランターだって必要です。
旦那さんは新しく買うものを最小限に抑えて球根を植えました。
土もプランターも、必要ではなくなった時のことを先に考えてしまうんですね。
それは旦那さんの真面目さと優しさ故。
でも、やりたいことの為に新しいモノを買うことを、処分のことを考えて諦めるのも、なんかね、寂しい。
近年、数多くの本やSNS上に、片付けにまつわるアイデアが沢山でています。
その中に、捨てられない時はどうするか、のヒントも数多く出ています。
写真に残しておけば満足なもの、人に譲っておけばよしというもの、生きてるうちは手放したくないものなどなど。
優柔不断な私は、なかなかこの「手放す」決心ができなくて、困るわけです^^;
これも訓練なのかもと思って、少しずつ頑張るわ。
それでは皆さん、明日もいい日でありますように。
おやすみなさい。
今日もありがとうございました^^!
ちなみに、この五木さんの考え方は、
新刊『捨てない生き方』に詳しく書かれているそうです。