まったり人生
嘱託さんの学び日記
嘱託さんの四方山話

【家族葬、お悔やみどうしようと悩む】(ラインで愚痴る友へ)

昨日、友人のお母様がなくなられたとのラインが届きました。
その友人は、『ラインで愚痴る』職場の同期。

実は昨日も会社を出る前に、様子伺いのラインを送ったばかりだったのです。

様子伺いというのは、彼女のお母さんが最近手術をしたことを聞いていたからです。

返事は程なくしてきました。

「退院の予定が決まったあと、またすぐに容態が急変してしまったので、病院通いになりそう。」
それは大変だね。と返事をして家に帰りました。

ところが、夜遅くになって再び彼女から届いたラインが、『訃報』の連絡だったのです。

「ラインで『お悔やみ』なんて失礼かも」と、一瞬頭をよぎったけど、思わずこちらもラインで返事をしてしまった。

23時も近く、私がもう寝る用意をし始めている頃、彼女は「悲しみのどん底」にいる。

そう思うと、本当に心苦しい、、、。

気持ちの整理もつかないであろう時間。でも、彼女には旦那さんがついているし、兄弟もいる。

そして、明日になれば、彼女は悲しみに沈む時間もなく、お母さんを見送るべく、「やること」が山ほどある。

「だから今は電話はやめておこう。」そういう気持ちもありました。
翌朝、彼女から「ありがとう」とだけ返事がきました。
最後に猫ちゃんの絵文字付きで、少しホッとした。
その1つの絵文字に私への気遣いが感じられたから、、、。

けど、私には下衆な悩みがある。
それは「お通夜、葬儀はいつになるのだろう。」ということ。

今の時代は「家族葬」が一般的だし、「お香典も固辞」する人の方が多い。
もし、「家族葬」じゃなかったら、お通夜か葬儀にはお香典を持って行きたい気持ちもない訳でもない。
でも、こちらから、「いつ?」とか「家族葬?」って聞くのも変だなと思って、今日は何も連絡をしていない。
もし一般葬儀なら、きっと何かしら連絡があるでしょうし。
私って「白状」なのかな?と、自分でも思わなくもない。

コロナ禍で、お葬式も「家族葬」にする人がグンと増えたのでは?とも思います。

今年はとにかく私の身近での「訃報」が多い年です。
年齢的にも致し方ないのかとも思うけど、やっぱり辛い。

20年くらい前は、「おつきあい」の参列が多かった。
仕事だけの付き合いの人の親などの、会った事もない人のお葬式に何度も参列した経験があります。

もちろん、お世話になった上司、先輩達とその後も「関わり」があるし、「参列しないよりは、した方がいい」とも思っていました。
「周りが行くのに、自分だけ行かない」という、いかにも日本人的な思いもありました。

社会人になるまで知らなかった「お付き合いのマナー」がいっぱいだったのです。

冠婚葬祭、とても大事なのはわかるけど、特に「葬」は、参列者が多ければ良いっていう問題ではない気がします。

先日、同級生のお母さんが亡くなられた時は、お通夜、葬儀の予定も聞いていましたが、「落ち着くまでは」と思い、四九日が過ぎるまでは連絡をしませんでした。だから電報もお香典も無しです。

後で「お返し」をしてもらうという気遣いをしてもらうのも、逆に困るから。

人にもよるのかなとは思うけれど、、、今回もせめて初七日が終わるまではそっとしておこうと思います。

あれこれ悩みつつ、結局今日は何も連絡をしませんでした。

とにかく、故人のご冥福を心よりお祈りいたします。

そして、友人とまた「ラインで愚痴る」ことが出来る日が来ることを、静かに待ちたいと思っています。

それでは皆さん、明日もいい日がありますように。
おやすみなさい。

それではまた。