3月11日、14時46分
また今年もこの日が来てしまいました。
『東日本大地震』
まだ、ついこの前の出来事のように思えます。
<その日を振り返る>
あの日、私は仕事中で、遠く離れた中部地方も随分と揺れが続き、いつもとは違うと直感しました。
揺れが長い為、建物の上階へ避難するよう会社からの指示があり、しばらくみんなで避難していました。
でも、仕事が滞ってしまうので、事務所に戻りテレビをつけながら仕事を続けました。
息子は春休み中で、家にいて、
旦那さんはやっぱり仕事で、、、
あの日は家族はバラバラで、家に帰るのも遅くなり、どうやって帰って、どうやって次の日会社に行ったのか、、、
段々と記憶が薄れています。
ただ、会社では被災地で働く従業員や家族の為、独自に支援物資を送ったりする活動もしていました。
その日から、ニュースからは、とても現実とは思えない悲惨な状況が次から次へと流れていて、目を覆いたくなるものばかり。
しばらくは、とても平常心で仕事ができる状況ではなかったです。
多分、世の中の多くの人が「不安」「恐怖」「悲惨」など、ネガティブな気持ちだったと思いますし、「浮かれた」態度をとることは不謹慎だという空気もありました。
<黙祷を捧げる>
あの日からもう11年。
毎年、事業所では『黙祷』を捧げていました。
過去形なのは、去年までは、だった為😐
そして、放送で『黙祷』の呼びかけのアナウンスを担当していたのは私です。
上長にお願いされたことがきっかけで、毎年アナウンスをする役を担っていました。
でも、時は過ぎ、上長が何人も代わっていき、もちろん同僚も代わって行っている。
一応本社からもメールで「黙祷」をしましょう、みたいな依頼も来ていたけれど、皆んなの中に、積極的に黙祷をする気持ちが年々なくなってきているように感じていました。
今の上長も、特に何も言っては来ないし、なのに勝手に「放送」をするのは、何だか自分が「偽善者」ぶっている感じがして、今年はどうしようかと1人で迷っていました。
別に放送するのは私じゃなくていいのです。
上司が、「黙祷しましょう」と言ってくれさえすれば、いいのだけれど、、、
「どうしようかな?」と一番付き合いの長い後輩に聞いてみても、自分の問題じゃないので、真剣に考えてくれません。
午前中までは「それでも、誰かがやらなくちゃ」と決めたものの、上長は外出中。なので代理(NO.2)の人に相談しました。
すると、答えは、
「やらなくていいんじゃない?」と😳
これで、私の「やる気」は一気に消え去りました。
そして、14時46分。
私はちょうどコピー機の前にいました。
順番待ちをしていた派遣さんと話しながらコピーをしていたら、ポケットに入れていた携帯が振動しました。
その時間にアラームをセットしておいたのです。
一緒に側にいた派遣さんに、『黙祷の時間だよ』と小さく伝え、2人だけでその場で『黙祷』を捧げました。
黙祷を終えて、またすぐ普通に仕事を始めたら、現場の監督から私に電話がありました。
「あれ?黙祷はやらないの?」と。
「そうなの、今年はやらないの。ごめんね。」
「あ〜あ、時間過ぎちゃった」と残念がっていました。
そうだよね。
誰かの声かけがあれば、「黙祷しよう」と思うんだよね。
それもわかっていたけど、私はその立場じゃない。そう思っちゃったのです。
私も指示待ち人間だけど、周りの人もかなりの指示待ち人間なんだなぁ^^;
<Yahoo! x LINE で検索募金>
黙祷したからどうのとか、しなかったからどうのなんて、思わないし、強制しようとももちろん思いません。
これはただただ、個人、個人の気持ちの問題だよね。
今まだ、復興途上の日本です。
過去、あらゆるたくさんの災害を乗り越えてきています。
「祈り、応援」することは、共に生きていく上で大事なこと。
黙祷はしなくても、
Yahoo! x LINE で「3.11」と検索で10円の募金となります。
これだけでも、なぜか心がスッキリします🤗
今年できなかった方は、また来年!是非、やってみて欲しいな。
それでは皆さん、今日もありがとうございました。
明日もいい日でありますように。
おやすみなさい。