まったり人生
嘱託さんの学び日記
嘱託さんの四方山話

【一を聞いて、一しか出来ない人】

理想はもちろん、
『一を聞いて、十を知る』ですが。

「何回言っても分かってくれないの」という愚痴を、今日ある女性から聞きました。

同じ建屋にある関係会社に勤める50代の女性は、3年ほど前に入社してきたパートさんです。

主な仕事は現場事務所の掃除や食堂の手伝いを始め、細々とした雑務などです。

本人の希望で、朝は早いですが、午後は13時30分で終わりです。

仕事はテキパキできて、且つ丁寧だしスピーディ。
性格も明るく朗らかな人で、すぐに職場にも慣れて、今や職場に無くてはならない人なんです。

前職は一般事務をしていたそうですが、時間に融通ができて、掃除も好き。午後は早めに帰って家のことに専念もしたいらしく、そう言う面では「今の職場は居心地がいい」って言ってくれます。

何より、とても勘のいい人で、こちらが求めている以上のことを自ら気づいて動いてくれるという、特殊能力の持ち主😊

ただ、自分が何かと気がつく性分の為、他人のことも気になるようなんです。
なるべく他人のことに口出ししないようにと目をつむるようにしていても、どうしても気になってしまうことがあるんですね。

特に最近入ってきた現場の女性のパートさんのこと。(まだ40代らしいです。)
彼女はたまに、その新人パートさんがやる現場の仕事に、ヘルプで入るよう上司に言われることがあるそうですが、後輩パートさんの仕事の出来なさすぎに腹が立つようなんです^^;

まだ3年ほどの彼女ですが、もうベテラン格。
新しく入った女性に指導をするも、なかなかやって欲しい仕事が伝わらないようなのです。
と言っても、その仕事に関して言えば、彼女の方がヘルプなのに、彼女の方ができてしまうのです。

同じ時間内に沢山仕事をこなせる人や、
仕事の量に合わせて時間調整しちゃう人もいます。

早く沢山仕事をこなして、余った時間をまた別の仕事をする、なんていう人は滅多にいませんが、先輩パートの彼女がそういう人なんです。

勤務時間が短い分、やることはさっさとやっちゃおう!って思うみたいです。で、仕事が早いのでヘルプに回される。
残りの時間が少しでも、専属で入った新人さんよりできてしまうのです。

会社の方も、新人さんには辞められると困ると思っているのか、
その人に「無理しなくていいよ」って言っているのを彼女が小耳に挟んで、また余計にイラッとくるらしい。
「私はあの人以上にやっているのに、もっとやれって言う!」ってね。

残業代欲しさに、ぐずぐず残業する人もいれば、最低限のことだけして、時間がきたらさっさと帰る人もいます。

私もよく人に仕事を教えたり、引き継ぎしたりしてきましたが、
同じことを言っても理解力は人それぞれでした。

『一を聞いて十を知る』って言いますが、そういう人が真に仕事ができる人なんだなぁって、つくづく思います。

一を聞いて一だけ知る人は、聞いたことだけしが出来ません。
だから、イレギュラーなことにはとにかく弱い。

聞いてくれるならまだいいですが、、、
そういう人の言い訳は「そんなこと、聞いていないからわかりません」です。

それでも聞いたことだけを完璧にできるなら、まだいい方なのかな。

せめて、想像力が一欠片でもあれば、一を聞いて、ニ、三、四と幅や深みが出てくるのになぁ、、、って思います。

かく言う自分の教え方にも問題があるのかも?

それはそうかもしれないですが、、、

「うんうん、わかる」って思いながらも、
教える方も、相手に合わせて教え方を変える必要があるのかも。と思ったりもして、、、

私も新入社員の頃は、一を聞いても一もわからず、、、^^;
自分の不出来に情けない思いもしました。

でも、石の上にも3年。
そのうちわかるようになり、人に教えられるようになり。
それでも今だにわからない事の方が多い私。

つまるところ、仕事って結局、人間関係なんだなって思えます。

同じ内容、同じ量の仕事でも、誰とやるかで随分変わりますものね。

今日はそんな悩める50代女性の愚痴を聞きながら、
確かになぁ、、、って思っていた次第です。
(でも、聞いていただけ^^;)

みんな何かしら、モヤモヤしながら働いているのですね。

それでは皆さん、今日もありがとうございました。
明日もいい日でありますように。

おやすみなさい^^!