まったり人生
嘱託さんの学び日記
日常の四方山話

【母との面会、3年半ぶりに入室しました】

自立型の高齢者福祉施設に住む母は、この12月で89歳です。

コロナで母の部屋に入れなくなり、会うこともままならなかった3年半。
ようやく施設内への入館、そして部屋への入室が許可されました

それを知ったのは先月のこと。
でもあれから数回母に会っていますが、なんとなく部屋へは入らずじまい。

でも、今日は帰り際に少しだけ入室しました🙂

認知症の一歩手前

そう言われながらも会いに行っても喫茶店に行ったり、買い物に連れて行ったりするだけで、母の部屋で話すことはありませんでした。

この4年近く、誰も部屋に来なくなったので、例えば鍋や食器なども随分処分したようです。
入室許可が出ても、さほど嬉しそうじゃない母は、
「来てもお茶も出せないよ」
と呟いていました。

そんな中、今日は母と久々に喫茶店で面会をしました^^;
帰りには母のリクエストで近くのドラッグストアでお買い物の付き添い。

相変わらず母の財布の中は小銭がいっぱい。
昔はそうじゃなかったのに、認知症の症状にありがちなことです。
他にも記憶の低下など、幾つか当てはまる症状がちらほらと。

もうすぐ89歳という年齢を考えれば仕方のないことですが、進行を遅らせることはできるはず。諦めないで欲しいと願って止みません。

高齢になっても難しいご近所付き合い

そんな母の唯一の仕事の『新聞の書き写し』(中日新聞のコラム欄)と、ずっと続いている『読書』が認知症進行を緩やかにしているのかなって思っています。

その趣味の読書は施設の中に仲間がいて、3人のグループができているそうです。

ところが最近そのうちの1人のことがちょっと嫌になったと漏らす母。
「どうして?」と聞くと、
「お母さんともう1人は自分で本を買って貸し借りしているのに、その人は借りるだけ」なんだとか。

「お礼」を求めている訳じゃないけど、公平感がないように感じてしまったのかなと感じました。
実際、お礼は口だけらしく、、、。

そうかぁ。
残りのもう1人の人は若いので自分で本屋に車で買いに行き、ついでに母の好みそうな本を買ってきてくれるそうです。
母も読みたい本をリクエストしたりして買ってきてもらっているのだとか。

買ってきてもらったり、お互いの本を貸し借りしたりする時には、お礼にお菓子を一つ二つほど添えたりするそうなんです。

でも、たったそれだけで互いの感謝の気持ちが伝わるのですね。

その暗黙のルールを知らないのか、1人だけ毎回『借りるだけ』、『お礼は言葉だけ』では何となく嫌になる気持ちはわからないでもない😥

せっかく仲良くしていたのに、狭いコミュニティの中、なんとかまた元に戻って欲しい気がするけど、母の気持ちに任せるより仕方ないですね。

母の部屋は変わってなくて安堵する

さて買い物の帰り、今日は荷物を部屋まで持って行ってあげようと思い、約3年半ぶりに母の部屋へ入室しました。

旦那さんを車で待たせていたので、すぐ帰りましたが、部屋の雰囲気は以前と変わっていなくて、なんだかホッとしました。

姉が見たら突っ込まれそうなところは満載ですが、私から見たら別にって感じです。(ズボラなんで^^;)

夏に隣の人にもらったという縦型の扇風機は使っていないシャワールームに置いていました。
狭いワンルームにベッドとタンス、テレビにこたつは以前のとおり。
そこに大きくはないけど、電気温風のストーブが増えていました。

これも近所の人に貰ったものらしいです。

あと、読み終わった本が山積みになっていました。
本を買ってまで読むようになったのは最近なのですが、もう随分と溜まっていました。
「この本は〇〇さん(兄嫁)に持って行ってもらう」と言っていました。

兄嫁ならなんとかしてくれる、という母の判断。
実際、なんとかしてくれるので助かります^^;

深くは聞きませんが、やっぱり読書好きの兄嫁も読むんだと思います。
実際、昔から兄嫁も自分の本を母に貸していたりしていたので。

で、今日は私も本を2冊借りてきました。
『窓際のトットちゃん』と、『続・窓際のトットちゃん』です。

この2冊は母のお気に入りのようで、兄嫁に渡す本の山には入っていませんでした^^;

コロナ前、母は断捨離をしていていて本類はかなり処分していたのに、今またこうして本が増えてしまっています。
歩いて行ける距離に図書館でもあればいいのにって思いますが、その歩くすら今は危ういので仕方ないですね。

それでは皆さん、今日もお疲れ様でした。
明日もいい日でありますように。

おやすみなさい^^!

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